慶ドミのぼっちでもドミニオン

基本ドミニオンのことについて書きたいな〜って。

ノクターンガチャ 〜やっぱりガチャは悪い文明!Hex編〜

 前回記事のBoon編

akatanana-818ubugqm.hatenablog.com

の続きです。Boonは(基本的に)利益をもたらしますが、他人とのアドバンテージを圧倒的につけるためBoon側に走るほうが圧倒的に強い!ということはありませんでした。

 しかしHexは受けたら致命的なものがいくつか存在するので、手損格差が激しくなります。さらにその致命的Hexが再び来るまで最大11枚分の時間猶予があり、打った側はその危機にびくびくしなくてよく、ますます差が広がるわけです。

 「予想が出来ず」なおかつ「アタック格差」を生む……悪名高き陰謀の詐欺師に似た要素をドナルドは作ったわけですね(クソデカ溜息)。

 ではその害悪やべーやつらを1つ1つ見ていきましょう。

 

ガチャの内容(概要)

Bad omens:山札を捨て、そこから銅貨を2枚山札の上に置く

 序盤にこれがめくれたらラッキーという感じのカード(山札が回転して屋敷が沈みやすくなる)。逆に中終盤でキーカードが残ってる山札を流されたなら発狂ものである。

ドジっ娘猫耳メイドが机の上をめちゃくちゃにして「ごめんにゃさい……」って言いながら銅貨を乗せてるイメージ

 

Envy:Envious状態(次に行う購入フェーズで金貨・銀貨が1金の出力になる)になる。Deluded状態と重複しない

Delusion:Deluded状態(次に行う購入フェーズでアクションカードの購入が出来なくなる)になる。Envious状態と重複しない

 Envyはステロに、Delusionは序盤のコンボ構築でめっちゃ刺さるアタックになる。特に終盤の勝利点や、ランドマークの影響でアクションを買って伸ばすときにくらったなら発狂ものである。

→引きこもりの天才少女ハッカー世界恐慌を起こしてるイメージ

ヤンデレ幼なじみに「あれしか買わないって言ってたのに……」って監視されてるイメージ

 

Greed:銅貨を1枚獲得し、山札の上に置く

 アタックとしてはかわいい方。とはいえ1枚邪魔カードを置かれて次のターンを圧迫されてるのは言うまでもなく、このせいで7金になったなら発狂ものである。

ツンデレお姫様に「これが欲しいんでしょ!」って銅貨を投げつけられてるイメージ

 

Fear:手札が5枚以上ある場合、アクションカード又は財宝を1枚捨て札にする

 出力が絶対に落とされるので、序盤はピーピングハンデスの巾着切りに近しいアタック効果。終盤に銀貨以上の財宝やコンボ開始材の村系などの要を落とすことになろうものなら発狂ものである。

→オトナな女盗賊にネットリ絡まれて略奪されてるイメージ

 

Plague:呪いを1枚獲得し、手札に加える

 純粋に1点下げるHex。廃棄がない場の序盤にめくられても、廃棄カードと出会いにくくなる中終盤でめくられても厄介。これの1点差で負けようものなら発狂ものである。

魔法少女(物理)が大鎌を持って呪いにいくイメージ

 

Famine:山札の上から3枚を公開し、アクションカードを捨て、残りの山札をシャッフルする

 逆吟遊詩人。アクションだけ落として戻そうとしてシャッフルを忘れることもしばしば。当たり前のようにコンボ材を3枚落とされたなら発狂ものである。

→砂漠の吟遊詩人であるハーフエルフにたかられてるイメージ

 

Misery:Miserable状態(-2点)になる。既にMiserable状態ならTwice miserable状態(-4点)になる

 デッキ圧迫にはならないが-2点の大きな烙印はゲーム終了まで残り、アタックを打った側はHexの山が1週するまで弊害を受けないというアドバンテージを得る。その理不尽さには発狂ものである。

→不幸属性のお姉さんが「ごめんね、私のせいで……」という感じで横たわっているイメージ

 

Proverty:手札が3枚になるまで捨て札にする

 みんぺ。その単純で強力なアタック効果はドミニオンをやったことは皆知っているはず。いつ来るか分からないそのアタックがクリティカルヒットしたなら発狂ものである。

→自称自警団のケモミミ娘達に金銭を取られるイメージ

 

Haunting:手札が4枚以上ある場合、手札を1枚山札の上に置く

 プチ幽霊船。こいつの脅威は他のHexと噛み合った時に発揮されやすい。悩んで戻したカードがBad Omen・Famineで流されたりGreedで更に回転力を下げられたりすることはもちろん、後述するWarやLocustsの餌食になることも多く、Hexアタックの連打や他者とマッチポンプされた日には発狂ものである。

→幽霊娘が現世との繋がりを持ち続けるため、申し訳なさそうに憑依してるイメージ

 

War:コスト3か4のカードが公開されるまで山札の上からカードを公開して、そのカードを廃棄し、残りを捨て札にする

 確実にサーチしてくるウォリアー。可愛らしい名前の響きからは想像もつかない程のエグいアタックはほぼ回避不能(3,4コスを買わないゲームはほぼないため)。1度も使ってないカードが廃棄されたら発狂ものである。

→幼女達が「わ〜♡」って言いながら押し寄せてくるイメージ

 

Locusts:山札の一番上のカードを廃棄する。銅貨か屋敷を廃棄した場合、呪いを獲得し、コストの低い同じタイプのカードを獲得する

 「イナゴちゃん」ことどんなカードでも食べる問題児。詐欺師の最後の良心であった同じコストの獲得がこのHexにはなく、同タイプの獲得に限られるため公領が売り切れたあとの属州ヒットは屋敷となる大打撃。間違いなくノクターン全体で一番作ってはいけないカードだと私は思う。唯一の利点として呪い/廃墟のお邪魔組や納屋/草茂る屋敷のヒットは何も獲得しなくてもよいが、それ以外は何に当たっても発狂ものである。

→食いしん坊キャラが自分だけ美味しいもの食べて、苦手なピーマンだけ回してくるイメージ

 

 こいつらの更に厄介なことに自分が受けるとき(Cursed villageの獲得、Leprechaunの通常使用)の防御手段が皆無ということです。他のDoomにはアタックタイプがついているので堀系で防げますが、自分に対してはアタックではないので思わぬダメージを受けることがあります。コンボをつなげようとしたら不意に切れるとか意図せずシャッフルが入るなどが起きうるのも運ゲーの1つ。Cursed villageを買ったら山札上の別のCursed villageをイナゴちゃんに食べられたという1手パス事件も聞きます。

 もちろん序盤にはBoonばりの恩恵を受けられる状況もあるので、デメリットを感受して購入するのも手でしょう。特にCursed villageを購入する時には手札が少ないのでHexに多いハンデス系がほぼ無効になります(上記の事件も稀に起きますが)。

 とはいえアクションを消費せずにHexをばらまくWerewolf・Vampireを筆頭に、序盤にInpを供給してコンボが出来たらHexを投げまくるTormentor、4金で金貨を買うと無料でついてくるSkulkと強いカードが勢揃いです。これらを利用したコンボでHexの投げあいをするか、泥仕合になる前に一定数の属州を集めて逃げ切るステロをするかの見極めはより重要になってくるでしょう。

 

※本文中のイメージは"せめてものかわいいイメージを無理矢理付けようと"私の拙いファンタジー脳で適当に付けたものです。よりよいイメージが思いついた方はこっそり教えてください。